虐待を受けて解離性障害になった私のブログ

悲惨な運命を生き壊れた女の話

母の歯科治療

数えるくらいだが



自宅で母に歯を診てもらった



歯科の治療器具を手に取ると


別人格が舞い降りたように見える


眼が鋭く光り


例えるならば悪魔とか吸血鬼のような生き物が


母に乗り移ったように見えた


私が小さい口を一生懸命に開けても奥歯は見えにくいのか


よく口元を強引に引っ張って診る


母の予想を反して私の歯の状態が悪くなかったので


母は



「きれいじゃない」



と落胆していた



当時は母の好きな歯の治療なのに私に虫歯がないから


やり甲斐がなくて


落胆したのかと前向きに受け取っていました



そして先が太い曲がった針のような器具で何度も歯茎を傷つけて


出血させます


宗教にはまっている母は


私の血は悪い血だからと断言して


つねったり つまんで引っ張ったりして


治療します




そんな事より 私が気になったのは




母が私に体重を預ける度に



食卓の四つ脚の椅子に座った私が身体ごと後ろにゆらゆら揺れて


頭から床にバタンと倒れそうな所を行き来している状態でした


そんな不安定な足元でも母はお構い無しに


指先で勢いよく歯茎から歯に向かってねじり引っ張りを繰り返し


指で抜けない歯を芋掘りのように引っこ抜く動作を順番にします


歯茎のマッサージらしいです


私は死を覚悟していました


頭打って死ぬか 喉に器具が刺さって死ぬかな


母の治療を受けられながら死ぬのも良いなぁ


なんか美しいかもって




最近 歯医者に行ったら


安定した椅子で口元引っ張られないで


人格変わらず優しく治療されたので


もう今の歯医者の衛生士さん?ありがとう助かっています


これからもよろしくお願いします

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