虐待を受けて解離性障害になった私のブログ

悲惨な運命を生き壊れた女の話

命を消して


(注:この話は私が高校に入学した頃に母から直接聞いた話)


身ごもった母は相手の男を探した。


広い大学の構内の中を身重の身体を引きずって何度も探した。


同じ場所を何度も這うように祈るように歩く。


お腹には命が宿っているから切羽詰まっている。


最後まで男は姿を現さなかった。


結果、産婦人科医の祖父が母親の中絶手術をした。



その後、男は姿を現わすが女がいた。


母と同じく小柄だが母よりも美人だった。


その後母は父と出逢い結婚するが、父はその事実を知らされていなかった。


母は同級生1人に手術の話をした。


それは間違いだったのだろうか。

私は生きている実感がない


今から60年くらい昔の話になります。

私は実の母親から聞いた話を記録しています。



私の母親は国立大学の歯学部に入学しました。


母親は三姉妹の末っ子。


長女も次女も同じ歯学部。



その大学で母親はある男子学生と出会います。


小柄で痩せていて顔にも自信のある母親。


男と母親は深い関係になり母親は身ごもった。


その事実を相手の男に告げた途端に姿を消した。




その相手は私の父親ではない。


私はその男がどんな顔しているのか知らない。